「医ケア児ママの働くカフェ」3年目の挑戦!働き方の未来を拓くクラウドファンディング始動

副業界隈

医ケア児ママが輝くカフェ『カフェドゥチルミル』

仙台市泉区に店を構える『カフェドゥチルミル』は、医療的ケアが必要な子どもたち(医ケア児)の親、特に母親たちが働くカフェとして、2024年4月にオープンしました。社会福祉法人あいの実が運営しており、医ケア児ファミリーの暮らしを支える「仙台あばいんプロジェクト」の一環です。

カフェで笑顔の女性たち

24時間体制で医療的ケアを担い、急な体調変化や入院に常に備える医ケア児の母親たちは、社会とのつながりが断絶されがちです。しかし、「社会とつながっていたい」という強い願いを持つ彼女たちが、子どもを預けてこのカフェで活躍しています。

3年目の継続へ!クラウドファンディングで新たな一歩

オープンから3年目を迎えるにあたり、カフェの持続的な運営に向けたクラウドファンディングがREADYFORでスタートしました。テラス席のアウトドア家具の更新や、夏の暑さ対策のためのスポットクーラー購入資金など、第一目標として60万円を募集しています。この取り組みは、カフェを「続ける」ための実費調達であり、より快適な空間を提供するための重要な挑戦です。

プロジェクトの詳細はこちらから確認できます。
READYFOR プロジェクトページ

支援方法とリターン

支援はREADYFORページから可能です。リターンには、カフェスタッフからの感謝メッセージをはじめ、来店時のコーヒーまたはドリンク1杯、オリジナルマグカップの郵送など、4種類が用意されています。すべてのリターンには、年次報告書(2026年8月発行)が同送されます。

「制度の周辺」で育んだ2年間

『カフェドゥチルミル』は、医ケア児の親にとってどれくらいの休息時間が必要か、シフトをどう組むべきか、急な欠勤をどう支え合うかといった課題に対し、日々の運営の中で答えを探してきました。この実践は、将来的に他の事業者にも参考となるモデルケースとなることが期待されています。

カフェのテラス席

現在、5人の母親がスタッフとして活躍しており、一人あたりの平均勤務時間は月95時間です。彼女たちはコーヒーをドリップし、ホットサンドを焼き、そしてピアサポートの場を提供しています。急な欠勤があっても、スタッフ同士で支え合い、柔軟なシフトで運営を成り立たせています。

カフェで働く女性の笑顔

「働くって、どうしてこんなに楽しいんでしょうか」というスタッフの言葉は、この2年間で培われた確かな喜びを物語っています。

独立採算の壁を越えて持続可能なモデルへ

社会福祉法により、社会福祉事業とカフェ事業はそれぞれ独立採算が義務付けられており、介護報酬をカフェ事業に充てることはできません。そのため、『カフェドゥチルミル』が持続するには、カフェ自身、または支援者と共に資金を確保する必要があります。

これまでの2年間の運営で、月95時間×5名という労働量や客単価、季節変動といったデータが見えてきました。しかし、設備の更新や夏の暑さ対策までを売上だけで賄うには、まだ規模が足りないのが現状です。

モダンなカフェの外観

目標達成で広がる未来

第一目標の60万円は、テラス席のアウトドア家具更新とスポットクーラーを中心とした暑さ対策に充てられます。2023年のクラウドファンディングが「場をつくる」ためだったのに対し、今回は「場を続ける」ための資金です。

使い込まれたアウトドアチェア

もし第一目標を達成した場合、ネクストゴールとしてレジ棟とテラス席をつなぐ通路の屋根設置工事(100〜150万円)に挑戦するとのこと。雨天時や夏の強い日差しの中でも、スタッフや来店者が安全かつ快適に行き来できる動線が整備される予定です。

医ケア児ファミリーの「働き方」を応援する

『カフェドゥチルミル』は、医ケア児の親が社会とつながり、自分らしく働ける場を提供することで、新たな働き方の可能性を示しています。これは、副業や多様な働き方を模索する私たちにとっても、非常に示唆に富むプロジェクトではないでしょうか。

社会との断絶を乗り越え、自分らしく輝く母親たちの挑戦を、ぜひ応援しましょう。

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